心理学から学ぶ失敗との向き合い方

人生の中で、挫折を味わうことのない人はいません。どんなに成功しているように見える人でも、必ず辛い時期を乗り越えてきているものです。失敗をしたからこそ、実現する成功もあるでしょう。一方で、大きな失敗は自分を追い詰めてしまい、やる気をなくしてしまうこともあります。では、挫折体験を自己成長へのエネルギーに変えるためにはどうしたら良いのでしょうか?

アドラー心理学では、ある失敗からやる気を失い、諦めたり落ち込んだりしてしまう状態を「劣等コンプレックス」に原因があるとしています。ここで重要なことは、この劣等感とはあくまで主観的なものであるということです。つまり、あなたの挫折はあなた自身が感じているだけのものであって、他の人から見たら大したことではなかったり、むしろ十分よくやっているじゃないかと思えたりする可能性は大いにあるのです。

このように歪んだものの見方をしてしまうことを、アドラーはベイシック・ミステイクスと呼んでいます。自分の狭い視野からしか物事を見ることができないと、悲観的になりやすいですし、自分を必要以上に責めてしまうことにもなりかねません。そこで必要となるのは、こうした劣等感について、周りから見て本当にそうなのか?と疑問をもつこと、そして自分が負の思考サイクルに入ってしまっていることをしっかり自覚することです。

さらに、うまくいかない原因ではなく、達成したい目的に目を向けることも大切です。成功者と呼ばれる人々の一員になるためには、とにかく思考の転換が不可欠です。どんな感情も、それを持つか持たないかはあなた次第。劣等感を見て卑屈になるのではなく、自分を見つめるきっかけにして成長に繋げましょう。